ダイアン35 成分

 

ダイアン35の成分:黄体ホルモン剤の特徴

ダイアン35は、低用量ピルです。そして、低用量ピルとは、簡単に言ってしまえば「ホルモン剤」なので、ダイアン35に含まれている成分は、女性ホルモンとして、次の2つの成分が含まれています。

女性ホルモンの種類 成分
卵胞ホルモン(エストロゲン) エストラジオール
黄体ホルモン(プロゲステロン) 酢酸シプロテロン

「卵胞ホルモン(エストロゲン)」には、「エストラジオール(エチニルエストラジオール)」が含まれています。

本来、「卵胞ホルモン」は、さらに3種類のホルモンから構成されていますが、その中でも「エストラジオール」は、生理的な作用が最も強いことで知られています。そのため、ピルに使われる卵胞ホルモンは、一般的に「エストラジオール」が使われています。

なお、「ダイアン35」は、低用量ピルに分類されますが、低用量ピル・中用量ピル・高用量ピルの違いは、エストラジオールの量によります。「低用量ピル」は1錠にエストラジオールが50μg未満、「中用量ピル」は1錠に50μg、「高用量ピル」は1錠に75~150μg含まれています。

「高用量ピル」は、1960年代に開発された一番初めのピルに使用されていましたが、卵胞ホルモンによる副作用で静脈血栓症のリスクが強いという問題がありました。そのため、エストラジオールを限界まで減らした結果、1970年代以降は、現在の「低用量ピル」が一般的となっています。ちなみに、ダイアン35には、エストラジオールが、35μg(0.035mg)含まれてるため、ダイアンは「35」という名称になっています。

「黄体ホルモン(プロゲステロン)」には、「酢酸シプロテロン」が使われています。

低用量ピルには複数の種類がありますが、それぞれの低用量ピルの大きな違いは、次のように、使われている黄体ホルモンの成分がそれぞれ異なることです。

ピルの商品名 ピルの世代 黄体ホルモン剤
トリキュラー、アンジュ 第2世代ピル レボノルゲストレル
マーベロン 第3世代ピル デソゲストレル
ダイアン35 第3世代ピル 酢酸シプロテロン

「トリキュラー」と「アンジュ」は、「第2世代ピル」と呼ばれ、黄体ホルモン剤に「レボノルゲストレル」を使用しています。しかし、レボノルゲストレルは、「黄体ホルモン作用(プロゲステロン作用)」が強い一方、「男性ホルモン作用(アンドロゲン作用)」も強いため、副作用として、ニキビ・多毛症・体重増加が起きやすいという欠点がありました。

そのため、男性ホルモン作用を軽減する目的で作られたのが、第3世代ピルです。

「マーベロン」は、第3世代ピルの中でも、黄体ホルモン剤に「デソゲストレル」を使用したものです。デスゲストレルは、黄体ホルモン作用をレボノルゲストレルの約1.7倍にし、一方で、男性ホルモン作用を約40%にまで減らした成分です。そのため、少量で黄体ホルモン作用を実現し、男性ホルモン作用も極限にまで減らすことに成功しました。そして、マーベロンは、ニキビ・多毛症・体重増加といった副作用の少ないピルとして、一世を風靡しました。

「ダイアン35」は、第3世代ピルの中でも、黄体ホルモン剤に「酢酸シプロテロン」を使用したものです。酢酸シプロテロンは、男性ホルモン自体の生成を抑制し、さらに男性ホルモンの働きも抑制する成分です。そのため、ダイアン35を使うと、ピル服用前よりも男性ホルモン作用が減ることになります。ダイアン35なら、男性ホルモン作用による副作用が起きないだけでなく、むしろ、減らすことができるため、ニキビも減らし、さらに体毛も薄くする効果があるため、低用量ピルの中で、現在、最も人気があるわけです。

ダイアン35の男性ホルモン作用の抑制は強力なため、女性化希望の男性が服用するほどです。そのため、女性にとっても、低用量ピルとしての避妊効果や生理の安定効果だけでなく、さらに魅力的な効果を持っていると言えます。『ダイアン35』の商品ページは、次のリンク先よりチェックすることができます。

 

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