ピルとは何か
ピルとは何かというと、次のようなものです。
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ピルは、1960年にアメリカで初めて承認されました。その後、世界中に急速に広まり、現在では、世界中で1億人以上の女性が利用しています。
一方、ピルが日本で承認・販売されたのは1999年で、世界の先進国の中では最も遅く、アメリカで承認されてから約40年後です。ピルの承認に長い時間がかかったことの理由の一つとしては、生でのセックスが増え、エイズや性病が蔓延する危険性もあったためです。
ピルの避妊率は、コンドームの使用よりも確かに高いですが、性病予防にはなりません。そのため、ピルを使った生挿入でのHは、性病を移される危険性が高いということは、認識しておきましょう。
なお、日本でも、ピルが販売されてから10年以上経っているため、ピルを飲む女性も、少しずつ増えています。しかし、世界レベルで見ると、まだまだ日本のピル普及率は低く、主要国のピルの普及率を並べると、次のようになります。
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日本でのピルの普及率は、ヨーロッパやアメリカだけでなく、韓国や他のアジアの国と比べても、低くなっています。
ピルとは何か = 避妊薬のこと。
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ピルとは、ホルモンのこと?
ピルは、女性の卵巣から分泌される、次の2種類の女性ホルモンを、化学的に合成して作られています。
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「低用量ピル」・「中用量ピル」・「高用量ピル」の違いは、含まれているホルモンの量により区別されているだけです。
一般的によく知られている「低用量ピル」の飲み方は、1周期を28日間のサイクルとする、次のような飲み方になります。
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低用量ピルは、1シートに28日分の薬が含まれており、休薬タイプは21錠、偽薬タイプは28錠あります。偽薬を使う飲み方は、毎日ピルを飲むことで、飲み忘れを防ぐためです。
なお、ピルを飲んでいると、ピルの休養中またや偽薬中の2~3日目より、生理に似た出血が起こります。ただしこの出血は、生理に似ていますが、「消退出血」と呼ばれ、本来の生理とは異なる出血です。
「低用量ピル」は、日頃から飲み続けることで避妊できますが、コンドームの破損やレイブ被害により緊急の避妊が必要な場合は、「中用量ピル」や「高用量ピル」を使います。その中でも「高用量ピル」は、精液が膣に漏れても72時間以内に飲めば避妊効果を得られるため、「緊急避妊薬」とも呼ばれます。
コンドームの破損などは、日頃から避妊に気をつけていてもよく起こる事故で、実際、産婦人科で「高用量ピル」を処方してもらう方の理由のほとんどが、コンドームのトラブルによるものです。
そのため「高用量ピル(緊急避妊薬)」は、もしものための常備薬として置いておくのもいいかもしれません。ただし、病院で「高用量ピル(緊急避妊薬)」を処方してもらう場合は、実際に中出しされてからでないと処方してもらえないため、常備薬として保管しておきた場合は、薬の個人輸入サイトで購入しましょう。
なお、「高用量ピル(緊急避妊薬)」は、副作用で吐き気がして吐いてしまったときのことも考慮し、最低2個ストックしておくのがおすすめです。「高用量ピル(緊急避妊薬)」として最も人気の「アイピル」も、薬の個人輸入サイトなら格安で購入できるため、チェックしておくのといいかもしれません。